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よくある質問

建物の固定資産税が高いのですが。


回答:
 土地については住宅用地の場合、200平米以下は小規模住宅用地の軽減特例が適用され、固定資産税が通常の1/6に軽減されております。
 ところが建物については、新築住宅の軽減措置がありますが、減額巾は通常に1/2と土地に比べて少なく、しかも3年間(中高層の耐火建築物は5年間)に限られており、あまり恩典はありません。
 むしろ、築後年数の経過によって市場価格は下がるものの、評価額自体は制度上あまり下がらない仕組になっているが故に割高感が生じるケースが多いと思われます。このためには、どうすればよいか。それは建物を建てる時点で、年数の経過と共に市場価値が下がり難い建物を考えることです。欧米の古い建物を見て下さい。数十年前の建物でも、間取りや機能面で十分現在でも通用する建物が多いことで、中古の建物が価値を持ち続けながら市場で流通していることが証明してくれています。
 又、建物のライフサイクルを考慮に入れて、的確なリフォームを行っておくことです。日本人の癖として、建物を新築する時は変にお金をかけるものの、あとは建てっ放しにするケースが多く、あっという間に建物の市場価値が低下してしまうことです。
 建物をリフォームしたからと言って固定資産税が上がったりはしていません。ならば固定資産税額が納得できる程度にまで追加投資で建物の利用価値を引き上げておくことです。これができなければ、できる人に譲渡するか、いずれ建物を取り壊すかのどちらかしか解決方法はないといえます。最小の投資で最大の効果を生む方策を考えられることをお勧めいたします。