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よくある質問
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どうみても値打のない土地を所有していますが。
回答:
確かに土地には、誰が見ても惚れ込む土地とあまり見向かれない土地とがあります。前者の場合はそれなりに評価も高く、それを活用したからと言っても当たり前と思われる程度でしょうが、後者の場合は一寸違ってきます。
専門家の間で「土地が化ける」という言葉があります。これは低利用しか見込めなかった土地の高度利用ができたり、建物の建替困難な土地が急に商業地として生まれ変わるようなケースです。このようなケースの実現には、その裏に相当な労力の提供と、関係当事者間における信頼関係の構築とが隠されています。
そこまで極端なケースでなくとも、土地は「併合」又は「分割」によってその姿を変えることが可能であり、場合によっては数人が共同して全員の利用価値を向上せしめるケースもあります。この化け方の程度はさまざまであり、努力をした結果やはりどうしようもないケースもありますが、やってみないことには分からないのがこの世界です。
でも、やらないうちにあきらめるのは一寸気が早すぎます。親は長男に美田を残し、次男・三男にはあまり値打のない土地を相続させはしたものの、結果として次男・三男の土地の方が長男の土地より値打が出てしまったケースはたくさんあります。
値打のない土地だからと言って簡単にはあきらめずに、一度専門家の相談を受けてみることも大事ではないでしょうか。